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本・雑誌

北方ジャーナル

本・雑誌内容

「北方ジャーナル」は昭和47年(1972年)に札幌で誕生した月刊雑誌です。いわゆる地元政経誌のジャンルに分類される媒体ですが、生活者の視点と取材を重視する編集方針を創刊以来のポリシーとし、05年11月からは有限会社Re Studioが発行元になっています。政治・宗教・医療情報に強い総合誌で、「北海道独立論」などユニークな長期連載も。日々の道内ニュース、掲載記事の続報・予告は「北方ジャーナルブログ」でも公開!

本・雑誌内容詳細

【報道】課題が山積する北海道医療大の北広島移転

遅れる移転計画の策定

巨額資金調達に大きな壁か
“置き去り”の当別町で悲鳴

当別町と札幌市北区にキャンパスを構える北海道医療大学の移転計画に遅れが出始めている。2028年4月までに「北海道ボールパークFビレッジ」(BP・北広島市)に全施設を移すとして、運営する学校法人東日本学園(鈴木英二理事長)が本年3月までに基本計画をまとめる予定だったが、本誌の取材で計画策定が6月ごろまでずれ込むことが分かった。移転費用の調達などの課題が山積しているもようで、今回の移転自体を危ぶむ声も聞かれる。あらためて道医療大の北広島移転を問う──。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【報道】厚真の砂利採取場で起きた産廃不法投棄事件を追う

最終処分場に持ち込まれず
野ざらしにされた建築廃材

厚真町で砂利採取業を営んでいた事実上の経営者が産廃の不法投棄に手を染めていた疑いが浮上した。同氏は配偶者が苫小牧市内に所有していた家屋を社員を使って解体し、建築廃材などを処分場ではなく砂利採取場に運ばせていた。これらの産廃は、採取場の土地が他者のものになった現在も野ざらしのままだ。厚真の現場でいったい何が起きていたのか──。  (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府㉛

道「因果関係」否定貫く

江差パワハラ死問題で交渉決裂
遺族落胆「謝罪は何だったのか」

記者会見で地元報道が質問を繰り返しても、議会で複数の会派が追及を続けても、ほかならぬ当事者の代理人が粘り強く交渉を重ねても、その役所は毫も動くことがない。北海道立高等看護学院の在学生自殺問題で、第三者調査が認定したハラスメントと自殺との因果関係を道は一貫して否定し続け、賠償交渉で譲歩した遺族の提案さえも拒絶した。真意を問われた知事は、事ここに到ってなお常套句を繰り返すのみ。「誠意をもって対応する」と――。(小笠原 淳)

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【報道】告発・陸の蟹工船〈5〉

報酬「お菓子やジュース」

週7日労働の障碍者に賃金なし
恵庭・虐待疑いの牧場主認める

「健常者に対しては許されないことが、障碍者相手ならば許されるのか」。訴えを起こした知的障碍者たちの代理人は憤りを隠さない。昨年10月号以降の誌面で報告を続けている、恵庭市の牧場経営者による虐待疑い事件。事態を隠蔽していたとされる自治体とともに損害賠償請求の訴えを受けた関係者が、指摘される長期間の賃金未払いを事実上認めた。無休の労働の対価は、「お菓子やジュース」だったという。(小笠原 淳)

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【報道】性的少数者に法の下の平等を⑦

24条「同性婚を保障」

札幌高裁、違憲判決さらに前進
司法の解釈拡がる「結婚の自由」

「喫緊の課題として、早急に真摯な対応が望まれる」。国にそう迫る司法の声が、歓喜の涙に迎えられた。全国一斉にその訴えが起こされてから、早5年あまり。初の二審判決に到った札幌の裁判所は、各地の一審で示された違憲判断からさらに踏み込み、婚姻の自由を定める憲法24条に斬り込んだ。意を強くした当事者たちはしかし、なお立ち止まらないことを選ぶ。闘いの舞台は、司法府の頂点へ――。(小笠原 淳)

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【シリーズ・住宅不動産情報】⑱──計画変更や延期が相次ぐ札幌の再開発事情

拍車かかる資材高・人手不足
ラピダス特需で再開発に暗雲

冬季五輪誘致断念に加え、北海道新幹線延伸工事の遅れにより札幌中心部の再開発機運が後退する中、建設資材高騰や次世代半導体工場「ラピダス」の建設による人手不足が重なり、再開発事業の計画変更や着工延期が目立っている。インバウンドや国内観光客がコロナ禍前の水準に回復し、札幌中心部にも活気が戻りつつあるが、再開発を契機にした街のリニューアルには不透明感が広がっている。 (佐久間康介)

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【環境】石狩湾新港の洋上風力に危機感を強める後藤美智子さんに訊く

国が超低周波音の影響を
顧みない現状を変えたい

小樽市在住で、風力発電による超低周波音の研究を続ける後藤美智子さんが、今年1月から石狩湾新港で稼働を始めた日本最大級の洋上風車に危機感を強めている。大型化すればするほど、超低周波音領域の音圧レベルには莫大なエネルギーが集中する上、石狩湾新港の洋上風力は離岸距離が短い。周辺に住む地域住人は風車病の脅威にさらされることになるからだ。後藤さんを訪ね、洋上風力の問題点などについて訊いた。(武智敦子)

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【環境】齊藤啓輔余市町長が反原発派団体との面会を拒否?

職員発言をめぐり平行線の議論
抗議を受けた町は「誤解」と釈明

北電泊原子力発電所の再稼働に反対する住民団体が、余市町の齊藤啓輔町長から「反原発団体」であることを理由に面会を拒否されたとして反発を強めている。この問題について渡邊郁尚副町長は「町長は反原発団体という言葉は使っておらず、各種要望や面会については担当課で応じることになっている」と釈明。納得しない住民団体は町に抗議し、謝罪文の提出を要請。再稼働の賛否を地域住民に聞く住民集会の開催も求めていく方針だ。この問題の経緯と両者の言い分を取材した。 (武智敦子)

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【ニュース】

■労組結成した記者の解雇「無効」
 ネムロニュースに全面敗訴判決
 ──一昨年復刊の地方紙で不当労働行為指摘

■北海道経営未来塾で第8期修了式
 学んだ「自分と未来を変える」こと
 ──塾生・クレタの石亀裕晃氏が「新しい時代を切り拓く」

■北大総長解任取消訴訟で敗訴した
 名和氏「裁判で総長の責務を全う」
 ──「北大の主張を鵜呑みにした」と請求棄却を批判

■「未熟さにつけ込んでおり悪質」
 児童わいせつ元警官に有罪判決
 ──未発表事件、発生2年余でようやく決着

■南スーダン訴訟、控訴審も棄却
 陸自PKO派遣の憲法判断回避
 ──「役目果たした」と原告 弁護団は「司法の役割放棄」に憤り

■当事者など6月下旬にも尋問へ
 黙秘権侵害・私物検閲訴訟佳境
 ──法廷上映の取り調べ動画はその後報道公開

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【観光】特集 2024 春の観光情報

“いのち”が満ちる北の大地へ

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【介護】

つしま医療福祉グループ原点の
特養「ノテ幸栄の里」が新築移転

地域包括ケアの拠点として在宅生活を支援

つしま医療福祉グループ(札幌市・対馬徳昭代表)の中核、社会福祉法人「ノテ福祉会」(同理事長)が、法人発祥の原点と言える特別養護老人ホーム「ノテ幸栄の里」(札幌市豊平区月寒)の移転新築を果たし、前後して南区に同じく特養の「ノテ石山」がオープンした。特養は同グループが展開している地域包括ケアシステムの拠点に位置付けている重要施設で、短期入所のショートステイや居宅介護事業も組み込み、住み慣れた地域での高齢者の暮らしを支えている。介護福祉で全国をリードする、つしま医療福祉グループの現在地をレポートする。(3月25日取材 工藤年泰)

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【医療】

坂泌尿器科病院に道内初導入された
放射線治療装置「ハルシオン」の実力

高まった治療精度と利便性
前立腺など様々な癌に対応

全国有数の泌尿器科専門病院として知られる社会医療法人北腎会 坂泌尿器科病院(坂丈敏理事長・院長/札幌市西区・59床)。昨年11月、同病院が開設した「放射線治療センター」に道内初導入され注目を集めているのが、がんを対象にした最新鋭放射線治療機器「ハルシオン」だ。これにより画像撮影時間は従来の10分の1、治療時間も大幅に短縮されたほか、センターには最新鋭のMRI「グラシアン」も導入されている。同センター長の原田慶一医師は「ハルシオンは前立腺がんだけでなく骨転移がんや乳がん、肺がんなどにも対応でき、グラシアンとの相乗効果も期待できます。今後はいっそう、がん治療を手がける他の病院と連携していきたい」と意欲を口にしている。
(3月21日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【医療】

中村記念病院の大竹安史センター長に
頸椎椎間板ヘルニアと頸椎症の治療を訊く

首の可動性を温存し再発を
予防する人工椎間板置換術

札幌の都心部に位置し、国内屈指の脳神経外科専門病院として知られる社会医療法人医仁会 中村記念病院(中村博彦理事長・院長/499床)が頸椎椎間板ヘルニアや頸椎症の治療で成果をあげている。中でも「人工椎間板置換術」は、従来のインプラントによる固定術と違って首の可動性が損なわれず再発の可能性が少ないのが特徴だ。同病院の脊椎脊髄・末梢神経センター長を務め、頸椎疾患のエキスパートである大竹安史医師は「メリットやリスクを理解した上で治療を受けてほしい」と呼びかけている。
(3月18日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【市政】多くの難題に向き合った堀井・伊達市政の1年

子供たちを守る姿勢を鮮明に
重要なのは迅速な施策の実行

人口減対策には若者の移住が必須

6期24年続いた菊谷秀吉市政から一新。昨年4月の選挙戦に勝利し、伊達市の新たな舵取り役となった堀井敬太市長。就任してからさまざまな難題に向き合い対応を求められた1年目だったようだ。こと昨夏の記録的な猛暑は住民を大変苦しめたが、そんな中で子供を暑さから守ろうと市内全小中学校へのエアコン導入を即決するなど、子供の安心安全に注力する姿勢を鮮明にした。このほかにも課題山積の伊達市だが、堀井市長が特に危機感を抱いているのが人口減少。シニア移住者が増加傾向の一方で、若者の流出が深刻な現状を受け、「交流人口、関係人口を創出する新たな施策の展開により、活動拠点や移住先として若者にも選ばれるまちにしていく」と力を込める。
(3月27日収録、髙橋貴充)

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【交通】「住民の足」を救った赤井川村の「むらバス」

地元交通事業者らの協力と
村役場の熱意で路線が復活

後志管内の赤井川村が北海道中央バスの路線廃止に伴う代替交通として2022年4月から本格運行を始めた村営のコミュニティバス「むらバス」が実績を伸ばしている。バス利用者の声を聞きながら、高校通学に配慮したダイヤ編成や路線延伸を行ない利用者増に成功。利用者の低迷から中央バス運行時には「空気を運んでいる」と揶揄されたバス路線に人を呼び戻している。背景にあるのは、「住民の足」を守るために奔走した村役場の熱意だ。 (武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

アニマルウェルフェアの啓発に取り組む
岡田千尋さんに訊く今後の方向(前編)

「動物福祉の時代がくる」を信じ
無理解な社会で走り続けた20年

「食品企業の中に『アニマルウェルフェア(AW)の時代がくる』との考え方が醸成され、HPに掲載するところも増えている」と手応えを感じているのは、動物たちの権利擁護に向けた活動を続ける、認定NPO法人アニマルライツセンターの代表理事・岡田千尋さんだ。犬や猫の保護から始めて20年余り、近年は畜産動物の問題に注力し、虐待事例に対する告発や関連政策の提言、普及啓発、ロビー活動などに取り組む機会が多い。その歩みやAWに対する意見などを訊いた。 (2月2日、千葉県内で収録 ルポライター 滝川 康治)

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【連載】ルポ「ひきこもり」104──NPO法人「レタポス」田中理事長に訊く「母と私の半世紀」

統合失調症に苦しみながら
ひきこもりの息子を後押し

札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」の田中敦理事長(58)は、2年前に両親を亡くした。若い時に統合失調症を発症した母は、晩年にアルツハイマー型認知症を併発。父に厳しい言葉をぶつけることもあり、その度に「過去に何があったのか」と考えた。その疑問が晴れたのは、母の遺品を整理していた時に偶然見つけた古い日記帳。そこには、父と母方の祖母が付き合っていたというショッキングな「事実」が記されていた。田中理事長は、「母の日記から『家族の歴史』を振り返ることができた。今後は兄と一緒に両親を弔っていきたい」と話している。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【101】

建設された「戦闘機の秘密工場」
兵庫県西宮市の甲陽園地下壕跡

“歌劇のまち”の知られざる歴史

太平洋戦争の末期、現在は高級住宅街である兵庫県西宮市の甲陽園地区に巨大な地下壕などの施設を造り、戦闘機の製造を進める計画が進んでいた。終戦とともに実際に使われることはなかったが、37年ほど前に地下壕内部を調査したところ、建設のために労働を強いられた朝鮮半島の人たちが岩肌に残したと思われる文字も発見された。現在、地下壕はすべて埋め戻されており、地下壕のあった公園にひっそりと立つ石柱や説明板でその存在を確認できる。阪神甲子園球場や宝塚歌劇団がある西宮市を訪れ、巨大地下壕が眠る甲陽園地区を取材した。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●新入行員も頭取も気持ち新たに船出を切った北洋銀行の入行式
●星野リゾートが北海道で初の入社式。道内では76名が配属
●次の世代を応援する取り組みを相次ぎ展開した、ISHIYAの3月
●サントリーが北海道限定で「キンムギサワー」を新発売
●ホクレン北海道焼肉シリーズ3月末に2つの新商品を発売
●食と映画の祝祭、北海道フードフィルムフェスティバルが開催
●JR根室線 富良野~新得間でラストラン
●ススキのピックアップガール「めい」(セクシーカフェ モエッタ)
●自動調理ロボの中華料理店「日々中華」がプレオープン
●地域づくりを応援する太陽財団 対象事業の助成金贈呈式を開催

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 仮面の恋
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の夜を駈ける車イス
*人物株価
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『水仙』

プロダクトNo

1214962

出版社

リ スタジオ

発売日

毎月15日

販売サイト

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